アトモスを巡る憶測

ウルダハの経済情報誌『ミスリルアイ』が、未知なる魔物「アトモス」の出現に際して特集記事を掲載したようです。

詳しくは『 こちら』をご覧ください。



不滅隊に尽力し、特に顕著な成果を挙げた将兵を顕彰する制度。
顕彰者の組織への厚い忠誠心と貢献を称え、すべての将兵の模範として広く知らしめると同時に、その更なる働きと相互の研鑽を促すものである。


※一度「前週の顕彰者」「昨日の貢献者」に掲載されたプレイヤーキャラクターの氏名は、獲得軍票額に関わらず一定期間は再掲載されませんのでご了承ください。




剣闘試合の永世チャンピオン「アラミゴの猛牛」にして、コロセウムの所有者。国家を牛耳る砂蠍衆の中でただひとり女王を敬う王党派に属する。長らくウルダハを留守にしていたが、帝国の脅威を尻目にいまだ権力闘争を続ける他の砂蠍衆に危惧を覚えて、緊急帰国。圧倒的な国民人気を背景に全軍を掌握し、グランドカンパニー体制を敷かんと立ち上がる。どうやら帝国との間には浅からぬ因縁があるようだが……。
モットーは「勝敗は早さと速さが別つ」。背に負う得物は、宿敵から譲り受けた呪剣「ティソーナ」。






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商都であるウルダハで、もっとも発行部数の多い経済情報誌。
専属の経済記者が収集する最速の経済情報と、専属の経済学者が分析する最新の市場予測は、利に聡い辛口のウルダハっ子にも好評。
特に景気動向を左右する事件には敏感なことで知られる。

「アトモス」と預言詩の関係を探る
小月「ダラガブ」が、まだ紅に染まる前のこと。フードを目深にかぶった怪しげな男が各地のキャンプを巡り、預言詩を朗々と読み上げながら、エオルゼアに迫る危機を説いていた。
当時、筆者を含めて多くの人々は、彼のことを「戯言を並べる不審者」と見なしていた。だが今や状況は変わった。いや、変わってしまったというべきか。
預言詩が語る「第七霊災の到来」が、現実味を帯びてきているためである。

『六の陽没し 七の月輝きしとき 群雲より 紅き炎降り 奈落より 黒き闇湧かん』

神歴記第七節とされるこの預言詩は、「第六星暦が終わり、第七霊災が始まるとき」を描いたものであると考えられている。そして、「群雲より 紅き炎振り」という下りが、紅く染まった小月ダラガブの巨大化と、近頃の隕石落下現象を指すと囁かれているのだ。

それでは「奈落より 黒き闇湧かん」とは何を示すのだろうか?
筆者は、これこそ現在、各地のエーテライト付近で確認されている大口の魔物「アトモス」なのではないかと考えている。


筆者は、アトモスの目撃情報が寄せられて以来、冒険者を雇って独自に調査を進めてきた。現時点では、まだ「何故、アトモスが現れるのか」という原因までは解明できてはいないが、それでも次々と寄せられている目撃情報と、預言詩の描写との一致が気になってしまう。
「奈落」とは深淵の底たる異界「ヴォイド」を指すのではないか? そして「ヴォイド」から魔物をおびき寄せる大口の魔物「アトモス」が、「黒き闇」の正体なのではないか? 考えれば考えるほど、預言詩が警告する「第七霊災」が恐ろしくなってしまう。
だが、筆者は決して絶望してはいない。なぜなら、預言詩は次のように続いているからだ。

『然れど 古き灰に 新しき種は蒔かれり 其は汝 魔断つ勇の剣 獣畏る優の灯なり』

つまり、霊災という困難の後に、「新しき種」という希望が残されているということだ。
我々ウルダハ人は、転んでも決してタダでは起き上がらない。例え地に伏したとしても、砂子を掴んで立ち上がり、一粒の砂金を見つけるのがウルダハ流だ。
「新しき種」を芽吹かせ、育て、収穫する者となる、それくらいの覚悟を胸に堂々と生きていこうではないか。

デュラル・ザラル