「すべての女の子」のためのお祭り、プリンセスデーの季節がやってきました。ウルダハの経済情報誌『ミスリルアイ』も、特集記事を掲載したようです。

イベントの詳細については『 こちら』をご覧ください。
瞬きせず、涙を流さず、眠りもせず、多忙な貴方に代わって市場をウォッチし続ける霊銀の眼「ミスリルアイ」。そんな我が編集部が今回注目したのが、我がウルダハ発祥の祝日「プリンセスデー」に関する話題だ。

桃花の耳飾がトレンドか?
ガレマール帝国の脅威が暗い影を落としているからといって、商人たちがヒマになる訳ではない。ここぞとばかりに、軍需品を買い付け、穀物に投資し、新たな交易ルートを模索している。

こうして、父や母が商機を逃すまいと忙しく走り回るなか、年頃の娘たちはというと、流行を追い求めて走り回っている。不謹慎というなかれ、彼女たちの消費があってこそ、我ら商人も儲けられるというものなのだ。

さて、桃の花香る季節の祝日といえば、ソーン朝ウルダハの「エドヴィア姫失踪事件」( )を由来とする「プリンセスデー」がおなじみだ。この季節、娘をもつ親たちは、大いに頭を悩ませることになる。「すべての女の子」の祝日に向け、娘たちへの贈り物を用意せねばならないからだ。


それでは、娘たちへの贈り物に相応しい、最新のトレンドとは何なのか? 社交界のファッション事情に詳しい宝飾店「エシュテム」支配人ユユネ女史に聞いてみた。彼女曰く、「耳元を上品かつたおやかに演出するのが流行。ただし、主張の強すぎる大粒の宝石類の流行は、先月で終わっており、現在はエナメルやクリスタルを利用し、自然物に見立てた造形で魅せるのが最良」だという。

取材の帰り際、「プリンセスデー」の贈り物なら、これで間違いなしとばかりに、桃花をモチーフとした耳飾を押し付けられた。どうやら、「エシュテム直営工房」で作られたばかりの新作らしい。これはトレンドの解説だったのか、ただ単に「エシュテム」の営業行為だったのか。迷うところではあるが、同店は織物「サンシルク」と並び、「流行の製造拠点」と呼ばれる存在だ。年頃の娘をもつ筆者としては、この投資が間違いのないものだったと信じたいところである。
開催期間
2012年03月13日(火)17:00頃~03月26日(月)23:59頃

プリンセスデー
開催期間中、以下の場所に「街角の姫君」が現れるようです。みなさん、彼女たちの話を聞いてみてください。

街角の姫君の居場所

リムサ・ロミンサ [ 上甲板層 ]


グリダニア


ウルダハ [ 商業層 ]

※エドヴィア姫失踪事件
3西紀前、ソーン朝の頃のウルダハにおいて、窮屈な宮廷生活に嫌気がさした王女エドヴィアが、同年齢の街娘と衣装や冠を交換し、宮中の家来や召使いたちの目を欺いて姿をくらました事件のこと。失踪発覚後、エドヴィアが発見されるまでの間、時の国王バルドリックは大いに狼狽し、軍隊を総動員しての大騒動に発展した。

騒動が治まった後、バルドリックは誤解から半壊させてしまった街娘の家を訪ね「すべての女の子は国の宝であり、王女として遇されるべきである」として宮廷設計士に再建を命じ、自らは執事として一日彼女にかしずいた。

その様子がそれまで厳格で知られた王のイメージとはほど遠い滑稽なものだったため、庶民は大喜び。「親しみを感じる」と、むしろ王室のイメージをも高める結果となったため、以後もバルドリックは毎年同じ日に抽選で選ばれた街娘の家に赴き、一日執事として働き続けた。

王の没後、この珍行事はソーン朝の桃花紋と共に、形を変えつつ庶民に、さらに他国にも広がっていき、やがて祝祭日としてエオルゼアに定着していった。